テノールホルン:マーラー7番

Special thaks to  - PROJECT EUPHONIUM (Hidekazu Okayama) - 
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 マーラーの交響曲第7番の冒頭旋律は、テノールホルンによって演奏される。奏者が縦に抱える姿は、ユーフォニアムやワーグナー・テューバを連想させる。この楽器、「ホルン」の名がついているが、通常トロンボーン奏者が演奏する。モノの本やネット検索すると、吹奏楽で使われる金管楽器「バリトン」とほぼ同じ楽器と書かれているが、本当にそうなのだろうか? 確かに巻きは同じ向きだが…。

 

★YouTube動画

マーラー:交響曲第7番第1楽章より

バーンスタイン;ウィーン・フィルによる演奏(マーラー全集)

 

 だいたい、テノールホルンをトロンボーン奏者が演奏し、ワーグナー・テューバをホルン奏者が演奏するというのは、どういうことなのか? 何の基準で奏者と楽器は結びつくのか?

 

 金管楽器を演奏しない私は、以前からこうした疑問を持っていたが、ホルン奏者の山本真先生に昨日尋ねて目からウロコ!! いっぺんに解決した。

 

 キーワードは「マウスピース」。テノールホルンにはトロンボーンのマウスピースを使用するので、指遣いさえわかれば演奏可能、ワーグナー・テューバにはホルンのマウスピースを使用するので、ホルン奏者が持ち替える。実に明快な答えだ。ちなみに、バリトンは専門家が演奏するとのこと。

 

 素人の質問にお答えくださって、山本真先生、どうもありがとうございました。ホルン奏者でいらしても、テノールホルンは吹かないそうです。 

 

[終わり]

 

【追記】2011年12月4日

 「テナーチューバ解體新書」というブログを展開されている岡山英一さんから貴重なご指導を賜り、以下のことを知りました。

 

 テノールホルンもバリトンも、実際はいずれもトロンボーン奏者が持ち替えるか、ユーフォニアム奏者が呼ばれて演奏するようです。岡山さんによれば、ドイツやオーストリアの音楽大学には、テノールホルンやバリトンの専攻がなく、主に吹奏楽の楽器として使われるためではないか、とのことです。

 

 岡山さま、どうもありがとうございました。

 

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2017年8月4日更新